日々進化する現代社会におきまして最近よく耳にするのがecology、自然回帰、quality of
lifeといった言葉の数々です。人間らしい生活とはいかなるものなのか、健康で美しくいられるには、心身ともに満たされるにはどのようにすればよいのか、多くの人々が探し追い求めている原点なのではないかと感じております。私自身、常日頃大切にしていることとして衣食住、五感を感じること、健康であることに感謝する事などが挙げられますが、ことに食生活におきまして、口腔の健康は欠かす事ができません。 |
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小児歯科におきましても健全な乳歯列は、よりよい永久歯列、健やかなるお子様の成長、発育へと導いてくれます。乳歯を大切にするということは言い換えれば永久歯をも大切にするということなのです。
時代はより細分化し、cureからcareの方向へと変化しつつあります。 当院におきましても様々な観点から診断させていただき処置、内容をご提示させていただきます。う蝕(虫歯)の処置、フッ素塗布、シーラントなどの予防処置、食育も取り入れたブラッシング指導、乳歯列期からの歯列不正(歯並び)に対する処置、過剰歯や先天性欠如歯の早期発見、外傷歯や形成不全歯に対する処置等。
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やはり、奥歯が生えてきた1歳半過ぎくらいから定期的に検診を受けていただくことによってかなりの割合で予防できるかと思います。乳歯は永久歯に比べると進行は早いですが、反面回復力も大きいです。また肉体的、精神的に未熟な面がありますので充分に注意し、支えてあげなければならないのですが、反面大人が思っている以上に無限の可能性を秘めております。
例えば虫歯の処置におきましてもきっと泣いてしまうだろうと予想しておりましたら、最後まで泣かずに頑張れたりする時も幾度となく経験してまいりました。そのような時は本当に頭が下がる思いです。 |
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心身ともに健康になって帰路に着いていただけるよう様々な配慮を心がけたいと思っております。開かれた医療ということで、どうしても守らなければならないプライバシーは守りつつ、できる限り医院と患者様との壁を取り除いてゆけるようコミュニケーションをとらせていただきたいと思っております。
頑張って虫歯の治療を終えたお子様はご飯を沢山、美味しく食べられるようになり笑顔が増すことでしょう、前歯が白く綺麗になれば女性は鏡を見るのが楽しくなるでしょう、清潔な口内環境を心がけてみえる男性はきっと好感を持たれることでしょう。よりよい口内環境のため社会に貢献し、その結果、患者様もスタッフも自分も輝けることができたらと願ってやみません。 |
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院長 檜垣恵子 |